シニア世代を思いっきり楽しむ|60代からの暮らし・趣味・ペット・自然と生きるブログ

🎼ハーモニカのある暮らし ~第五章~ 練習を続けられるコツ

完璧を目指さず、「少しだけ続ける」ことが一番の近道です

たとえ一日五分でも、息を吹き込んで音を鳴らす時間をつくること。
それをできる日が三日続き、やがて一週間になり、
気づけば自然とハーモニカが日常の一部になっていきます。

上手か下手かよりも、
楽しく続けられるかどうかのほうがずっと大切なのです。

理由~人は「やらなきゃ」ではなく、「心地いい」ことで続けられるからです

ハーモニカは本来とても自由な楽器です。
吹くのが一日お休みの日があってもかまいません。
上手く吹けない日があっても、それもまた音楽の一部です。

続けるために必要なのは、
難しい曲を何度も繰り返すことではなく、
「音が鳴った」「昨日より少し良くなった」という小さな喜びです。

人の心は、努力よりも喜びによって動くものです。
練習を“義務”と考えるのではなく、
“自分のための静かな時間”と思えるようになると、
自然とハーモニカに手が伸びるようになります。

だからこそ、完璧な音よりも、
心がほぐれる音を大切にすることが、何よりの近道なのです。

具体例~練習を自然に続けるための小さな習慣

毎日続けなくても良い。
ただ、呼吸と音を感じる時間を生活のどこかに置いておくのです。

記録をつけるのも効果的です。
楽譜の裏やノートに「今日はドレミ鳴った」「音がかすれた」「楽しかった」と、
一言だけ書き残しておくと、自分の歩みが目に見えてわかります。
でも、遊び心で書いていきましょう。

録音しておくと、数週間後に聞き返したとき、
自分が思っていたよりも成長していることに驚きます。
自分の音を聞くのは少し恥ずかしいかもしれませんが、
振り返ると大きな自信に変わります。

飽きてしまったら、休めばいいのです。音楽は逃げませんから・・・
休むことも上達の一部分です。

気持ちが乗らないときは
楽器に触れるだけ、ケースを開けてみるだけ、そんな日があっても良いのです。
大切なのは、嫌いにならないこと。

仲間とつながることも大きな励みになります。
公民館の教室や地域のサークル、オンライン講座などでは、
同じ初心者同士で励ましあいながら練習できます。

「うまくできないのは自分だけじゃない」とわかると、
不思議と心が軽くなります。

中には、孫に演奏してあげたくて始めた人もいます。

目標が誰かの笑顔になると、音の一つ一つが温かくなります。

また、音楽を聞くことも立派な練習です
年齢を重ねると耳も育っています。
好きな歌を聴きながら
「この音をハーモニカで吹いてみようかな」と思った瞬間、
心はすでに練習を始めています。

演奏家の動画を見るのも良い刺激になります
ただし比べるのではなく、
「こんな音を私も出したい」「こんなふうに楽しみたい」と、
自分の未来を想像するように見ることが大切です。

まとめ:大切なのは「続けなさい」ではなく、「続けたくなる毎日」です

毎日でなくてもかまいません。
五分でも、一音でも、楽しいと思えたなら、それは立派な音楽です。

上達の速さは人それぞれですが、
続けた人にしか見えない景色があります。
いつか「この曲が吹けるようになったよ」と誰かに話したくなる日がきます。
そのとき、あなたの顔はきっと少し誇らしく輝いているでしょう。

今日も、明日も、
息を吸って、吐いて、音を感じる時間をどうぞ大切にしてください。
ハーモニカは、あなたの人生にそっと寄り添い、
音色となって思いを奏でてくれます。
焦らず、ゆっくり、楽しみながら音を育てていきましょう。

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