シニア世代を思いっきり楽しむ|60代からの暮らし・趣味・ペット・自然と生きるブログ

🌸 特集:心を整える|第五回 |自分を大切にする時間をつくる

はじめに:心がほっとする“ひとり時間”を持っていますか?

会社のために働き、子どもを育て、
地域のつながりを支え、忙しく走り抜けてきた日々。
それらはもちろん誇らしい時間です。
でも、少し立ち止まって考えてみましょう。

誰かのために尽くすことは素晴らしいことですが、
自分の心と体を置き去りにしてしまうと、
本当の意味で人を思いやる余裕もなくなってしまいます。

自分を大切にすることは、心を整える第一歩

「自分を大切にする」という言葉を聞くと、
少し贅沢なことのように感じるかもしれません。

でも実際には、
自分を大切にすることは“心のメンテナンス”であり、
健康や人間関係、人生の豊かさの土台になる行動です。

なぜ「自分のための時間」が大切なのか

家族のため、地域のため、誰かのため。
その中で「自分のため」は後回しになりがちです。

けれど、心にも“エネルギーの充電”が必要です。
携帯電話の充電が切れたら動かないように、
心の充電が足りなくなると、笑顔や優しさが自然に出なくなってしまうのです。

自分を大切にすることは“わがまま”ではない

でも、本当に大切なのは“自分を後回しにしない”ことです。
誰かを助けるにも、自分が元気でいることが前提です。

飛行機の非常時の説明でも、
「まず自分の酸素マスクをつけてから、周りの人を助けてください」と言われますね。
それと同じで、自分を整えることは“生きるための基本動作”なのです。

小さな「ごほうび時間」をつくる

・朝、ゆっくりコーヒーを淹れる
・好きな音楽を聴きながら散歩する
・お気に入りの入浴剤でゆっくり湯に浸かる
・夕方、空の色を静かに眺める

「ごほうび時間」を持つと、
心の中に“今日も悪くないな”という小さな満足が生まれます。
それが、毎日の幸せを感じる力につながるのです。

自分を褒めるという習慣

私たちは誰かを褒めるのは得意ですが、
自分を褒めることは、少し苦手です。

でも、どんな小さなことでもいいのです。

「今日はちゃんと起きられた」
「ごはんを丁寧に作った」
「花をきれいだと感じた」

それだけで立派な“今日の自分”です。

ゆっくりと生きる勇気

ゆっくり食べ、ゆっくり話し、ゆっくり考える。
それだけで心の呼吸が深くなり、
焦りやストレスが自然と和らぎます。

「急がなくても、ちゃんと進んでいる」
そう思えるようになると、
人生の景色が穏やかに変わっていきます。

他人と比べないことの大切さ

誰かの暮らしを見て「いいな」と思う気持ちは自然ですが、
比べることで自分の幸せを小さくしてしまうこともあります。

人生のリズムも、歩くペースも、
人それぞれ違って当たり前。

「自分のペースで、自分の幸せを育てていく」
それが、自分を大切にする生き方です。

自然の中で「何もしない時間」を持つ

公園のベンチに座って風を感じる。
庭の花を眺めながら深呼吸する。
海や山を見て、「今日もきれいだな」とつぶやく。

それだけで、心がふっと軽くなります。

自分を大切にするための「デジタル休暇」

情報の洪水の中で、心は知らぬ間に疲れています。
1日、数時間でも“デジタルをオフにする時間”をつくると、
自分の感覚が戻ってくるのを感じます。

何かを「見て」過ごすより、
何もない時間の中で「感じて」過ごす。
それが、心を休ませる最良の方法です。

自分の心に“ありがとう”を伝える

そんな一言を自分にかけてあげるだけで、
不思議と心が穏やかに落ち着いていきます。

誰かに言ってもらうより、
自分で自分にやさしくすることが、
いちばん深い癒しになるのです。

まとめ:自分を大切にすることが、人生を豊かにする

自分を大切にすることで、
心はやさしく整い、
人との関係も自然にやわらかくなっていきます。

“自分をいたわる”ということは、
“これまでの人生を認め、これからの人生を楽しむ”ということ。

どうか今日の終わりに、
静かに自分に微笑んでください。

error: Content is protected !!
上部へスクロール