
家の中で、「ここにいると、何となく落ち着くな~」と思える場所はありますか?
いつも座っている椅子であったり、窓際の小さなスペース、リビングの片隅、お気に入りのテーブル・・・
特別な部屋でなくてもいいんですよ。
家の中に、自分がちょっと好きだと思える場所が一つあると、いつもの暮らしが少し楽しくなることがあります。
そこでお茶を飲む、本を読む、外の景色を眺める、何もしないで、ぼんやり過ごす、そんな時間を楽しめる場所です。
新しい家具を買ったり、大がかりな模様替えをしたりする必要はありません。
今あるものを少し工夫して、自分だけのお気に入りの場所を作ってみませんか。
家の中で、どこにいる時間が好きですか?
まずは、普段の暮らしを思い浮かべてみましょう。
朝、よく座る場所、テレビを見るときの椅子、本を読む場所、窓から外を眺める場所、何となく長く過ごしている場所。
そんな場所の中に、すでにお気に入りがあるかもしれません。
「そういえば、いつもここに座っているな」、「この場所は明るくて好きだな」、「ここから見える景色がいいんだよね」、そんなふうに、自分が自然と選んでいる場所を探してみましょう。
お気に入りの場所は、新しく作るだけでなく、今ある場所から見つけることもできます。
椅子一脚から始めてみる
お気に入りの場所を作るといっても、広いスペースは必要ありません。
椅子が一脚あれば、そこから始められます。
いつも使っている椅子を、少し違う向きに置いてみたり、窓のほうへ向けてみる、小さなテーブルの近くに置いてみる・・・
それだけでも、座ったときの雰囲気が変わることがあります。
「こっちを向いて座ると、意外といいな」、そんな発見があるかもしれません。
もちろん、家具を動かすときは無理をせず、通り道をふさがないようにしましょう。
大切なのは、立派な場所を作ることではなく、自分が心地よく過ごせることです。
窓際を小さな特等席にしてみる
窓の近くに座れる場所があれば、そこをお気に入りにしてみるのもいいですね。
朝の光が入ってくる、外の木々が見える、空の色が変わっていくのを眺める、雨の日には、窓を流れる雨粒が見える。
同じ場所に座っていても、外の景色は毎日少しずつ違います。
季節によっても変わります。
春にはやわらかな日差し、夏には明るい空、秋には少しずつ変わる木々の色、冬には澄んだ空気を感じる景色。
窓際に椅子を置いて、好きな飲み物を一杯、なんてね・・・
それだけで、家の中に小さな特等席ができるかもしれません。
ただし、夏の強い日差しや冬の冷え込みには気をつけて、無理なく過ごせる場所を選びましょう。
お気に入りのものを一つ置いてみる

場所が決まったら、好きなものを一つ置いてみましょう。
お気に入りの写真とか、小さな花、好きな本、旅行先で買った小物、自分で作った飾りなど、何でもいいんです・・・
大切なのは、見るとちょっと気分がよくなるものを選ぶこと。
たくさん並べる必要はありません。
むしろ、一つだけのほうが落ち着くこともあります。
「これを見ると、あのときのことを思い出すな」、「この花、きれいだな」、そんなふうに思えるものがあると、その場所が少し特別になります。
自分の好きなものを一つ置くだけで、いつもの場所が自分らしい場所に変わっていきます。
お茶を飲む場所にしてみる
お気に入りの場所ができたら、そこでお茶を飲んでみませんか?
コーヒーでも、紅茶でも、日本茶でもいいですね、好きな飲み物を用意して、椅子に座る、そして、ゆっくり一口・・・
いつもと同じ飲み物なのに、場所が変わると少し違った味わいになることがあります。
窓の外を眺めながら飲む、好きな音楽を聴きながら飲む、何もせず、ただ飲み物を味わう、そんな時間もいいですね。
お気に入りの場所があると、いつものお茶の時間もちょっと楽しみになります。
もちろん、新しいコーヒーカップを買う必要はありません。
いつものカップで十分です。
本を読む場所にしてみる
読書が好きな人なら、本を読む場所にしてみるのもおすすめです。
お気に入りの椅子に座って、本を開く・・・
読みかけの小説であったり、好きな雑誌、写真の多い本、どんな本でもいいんです。
長い時間読まなくても大丈夫、数ページだけ読んで、また閉じる、それくらいでも楽しめます。
明るさや座り心地を少し工夫して、無理なく過ごせる場所にしてみましょう。
「あの椅子に座って、本の続きを読もうかな」
そんな小さな楽しみがあると、家で過ごす時間が少し待ち遠しくなるかもしれません。
何もしない場所があってもいい
お気に入りの場所を作ったからといって、そこで何かをしなければならないわけではありません。
本を読まなくてもいいんです、音楽を聴かなくてもいい、何かを作らなくてもいい、ただ座って、ぼんやりする、窓の外を見る、少し休む、それだけでもいいんです。
毎日、何かをしていなければならないわけではありませんから・・・
何もしない時間を気持ちよく過ごせる場所。
そんな場所が家の中に一つあってもいいと思います。
家族と暮らしていても、小さな自分の場所を

家族と一緒に暮らしていると、自分だけの部屋を持つのは難しいこともあります。
リビングはみんなが使う場所、食卓も共有の場所、自由に使えるスペースが少ないこともあるでしょう。
でも、必ずしも自分専用の部屋が必要なわけではありません。
リビングの椅子一脚、テーブルの片側、窓際の小さなスペース。
家族と共有する場所でも、「ここでお茶を飲む時間が好き」と思えるなら、それで十分です。
自分だけの場所というのは、必ずしも自分だけが使う場所ではありません。
自分が好きな時間を過ごせる場所なら、それも立派なお気に入りです。
季節に合わせて場所を変えてみる
お気に入りの場所は、一年中同じでなくても大丈夫です。
春は窓際、夏は涼しい部屋の一角、秋は外の景色が見える場所、冬は暖かく過ごせる場所。
季節に合わせて、心地よい場所を選んでみるのも楽しいものです。
「今日はこっちのほうが気持ちいいな」と思ったら、そちらへ移動する。
無理に一か所へ決めなくてもいいんです。
その日の気分や季節に合わせて、自分の好きな場所を選ぶ。
そんな自由さも大切にしたいですね。
お金をかけなくても、お気に入りは作れる
お気に入りの場所を作ろうと思うと、新しい椅子やテーブル、照明などが欲しくなるかもしれません。
でも、最初から買いそろえる必要はありません。
まずは今ある家具を使ってみましょう。
椅子の向きを変える、置いてあるものを少し減らす、お気に入りの写真を一枚置く、クッションの位置を変える・・・
それだけでも、過ごしやすくなることがあります。
しばらく使ってみて、「もう少しこうしたいな」と思ったら、そのとき考えればいいんです。
まずは家にあるものだけで、一つ試してみる。
それくらいから始めましょう。
自分の居場所は、少しずつ変わっていってもいい

最初は窓際が好きだったけれど、しばらくすると別の場所のほうが落ち着くようになった・・・
そんなこともあるでしょう。
好みは変わります、季節も変わります、暮らし方も変わっていきます。
だから、一度決めた場所にこだわる必要はありません。
気分が変わったら、また探してみる、椅子の向きを変えてみる、置くものを変えてみる。
お気に入りの場所を少しずつ育てていく。
そんな楽しみ方もあります。
今日、家の中で好きな場所を一つ探してみませんか?
今日、家で少し時間ができたら、いつもの部屋を見回してみてください。
「ここ、意外といいかも」と思える場所はありませんか?
窓際であったり、お気に入りの椅子、テーブルの片隅、部屋の一角、どこでも構いません。
見つかったら、そこで少し過ごしてみましょう。
座ってみる、お茶を飲んでみる、本を開いてみる、何もしないで、ぼんやりしてみる。
そして、「ここ、なかなかいいな」と思えたら大成功です。
新しい家具を買わなくても、部屋を大きく変えなくても、家の中にはまだ楽しめる場所があるかもしれません。
いつもの家の中に、自分だけの小さな特等席を見つけてみませんか?
今日もちょっといい日になりそう。
