
いつものスーパーへ買い物に行く。
牛乳を買って、卵を買って、パンを買って、必要なものをカゴに入れて、レジへ向かう。
いつもの買い物なら、それで終わりです。
でも今日は、売り場を少しだけゆっくり歩いてみませんか。
野菜売り場、果物売り場、魚売り場、いつもとは少し違うものが並んでいるかもしれません。
「あっ、もう柿が出てる」、「とうもろこしの季節なんだ」、「今年も新米が並び始めたな」そんなものを見つけると、スーパーの中でも季節が動いていることに気づきます。
公園の花や空の色だけではありません。
季節は、食べることもできます。
今日は一つだけ。
「今の季節」をカゴに入れて帰ってみませんか?
スーパーにも春夏秋冬がある
スーパーは一年中、たくさんの食材が並んでいます。
そのため、普段はあまり季節を意識しないかもしれません。
でも売り場をよく見ると、少しずつ顔ぶれが変わっています。
春になると、タケノコや菜の花などの野菜が並び始める。
暑くなると、とまと、キュウリ、茄子など夏を感じる食材が増える。
秋には、いもや栗、きのこなどが目に入る。
冬になると、鍋物が恋しくなるような食材が並ぶ。
もちろん、地域や天候、栽培方法などによって出回る時期は違います。
それでも、「ああ、今年もこれが並ぶ季節になったんだ」、と思える食べ物が一つあると、買い物が少し面白くなります。
「今年初めて」を一つ探してみる
売り場を歩きながら、こんな見方をしてみましょう。
「今年まだ食べていないものはないかな?」
春なら、「今年はまだ、たけのこ食べてないな」・・・
夏なら、「そういえば今年、すいか食べてない」・・・
秋なら、「今年最初の柿だ」・・・
冬なら、「そろそろみかんが食べたいな」・・・
見つかったら、それが今日の候補です。
毎年食べているものでも、「今年最初の一口」は、一度しかありません。
それをちょっと楽しんでみましょう。
🌸 春は「今年も始まったな」を味わう

寒かった冬が終わり、少しずつ暖かくなる春。
外では花が咲き始め、食品売り場にも春らしいものが増えてきます。
春キャベツ、新じゃが、新玉ねぎ、いちご、たけのこ。
地域によって並ぶものは違いますが、「これを見ると春だな」という食材がある人もいるでしょう。
毎年食べているものなら、「今年もこの季節が来たな」と思いながら食べてみる。
初めて見るものなら、「これ、どうやって食べるんだろう」と調べてみる。
春は、新しいものを一つ試してみるのにも似合う季節です。
🌽 夏は「暑いけど、これがおいしい」を楽しむ

暑い夏、外へ出るのも少し億劫になります。
でも食品売り場には、夏らしいものが並びます。
とうもろこし、トマト、きゅうり、枝豆、すいか、桃。
冷たくして食べたいものや、さっぱりしたものが欲しくなる季節です。
旬のものを一つ買って、「今日はこれを食べよう」という小さな楽しみをつくる。
暑い日なら、無理に凝った料理をしなくてもいいんです。
切るだけ、茹でるだけ、冷やして食べるだけ。
夏は、人間も省エネ運転でいきましょう🤣
🍠 秋は売り場を歩くだけでも楽しい

秋になると、食べ物から季節を感じる機会が増えてきます。
さつまいも、栗、きのこ、柿、梨、新米。
「秋になったら食べたいもの」がある人も多いでしょう。
焼いたり、炊いたり、煮たり・・・
少し涼しくなると、台所に立つのも夏より楽になります。
でも、凝った料理を作らなくても大丈夫です。
さつまいもを一本買ってみる、新米を炊いてみる、柿を一つ買って帰る。
季節を丸ごと楽しもうとせず、一つだけ。
それくらいが、季節を感じるにはちょうどいいんです。
🍊 冬は温かいものがごちそうになる

寒い日に外から帰ってくると、温かいものが恋しくなります。
鍋物、スープ、煮物、焼いたもの、そして冬に楽しめる野菜や果物。
同じ食材でも、寒い日に食べると妙においしく感じるものがあります。
「今日は寒いから、これにしよう」と食べるものを決める。
それも季節を味わう楽しみ方です。
そして食後に、みかんを一つ。
それだけで、「冬だなぁ」となったりします🤣🍊
豪華な料理でなくても、季節は十分味わえます。
旬の食材を買ったからといって、頑張って料理しなくていい
ここ、大事です。
旬の食材を買った。
すると、「せっかくだから、ちゃんと料理しなきゃ」、となりそうですが……
そこまで頑張らなくて大丈夫です🤣
果物なら、そのまま。
野菜なら、茹でる、焼く、蒸す、簡単に味をつける。
自分が普段やっている調理で十分です。
もちろん、「今日はちょっと作ってみたい!」と思ったら、新しい料理に挑戦してもいい。
でも、ここで楽しみたいのは料理の腕前ではありません。
自分で一つ選び、ちょっと手を動かし、季節を食卓へ持ってくること。
それができれば大成功です。
見たことのない食材に出会ったら
スーパーをゆっくり歩いていると、ときどき、「これ、何だろう?」という食材があります。
今まで買ったことがない野菜。
名前は知っているけれど食べたことのない果物。
地域ならではの食材。
そんなものを見つけたら、名前を覚える、売り場の説明を見てみる、家へ帰って食べ方を調べてみる。
そして、「これなら食べてみたいな」と思ったら、次に買ってみる。
知らない食べ物を一つ知った。
それだけでも、いつもの買い物に小さな発見が増えます。
旬の食材から「今日は何を作ろう」を決める
普段は、
「今日はカレーを作ろう」と料理を決めてから材料を買うことが多いかもしれません。
たまには逆にしてみましょう。
スーパーへ行く、旬の食材を一つ見つける、買って帰る。
そして、「さて、これで何を作ろう?」と考えtり、調べたりしてみる。
これが意外と楽しいんです。
簡単な食べ方を調べてもいい。
いつもの料理に入れてみてもいい。
家族に、「これ、どうやって食べようか?」と聞いてもいい。
食材一つから、その日の料理が決まる。
自分で育てたものなら、季節の味がもっと身近になる

家庭菜園で育てた野菜、季節の植物、自分で育てたものを収穫できたら、それを食卓へ・・・
スーパーで旬の食材を買う楽しさとは、また少し違います。
昨日まで鉢にあったものを、今日は自分で収穫して、自分で料理して、食べる。
育てる → 採る → 作る → 食べる。
一つの楽しみが、次の楽しみにつながっていきます。
外で見つけた季節を、食卓でも探してみる
季節を食べてみましょう。
散歩をして、「もう秋だな」と思った日。
帰りにスーパーへ寄って、秋らしいものを一つ買ってみる。
外で見つけた季節が、その日の食卓まで続いていきます。
家族に「これ見ると何を思い出す?」と聞いてみる
季節の食べ物には、思い出がくっついていることがあります。
とうもろこしを見ると、夏休みを思い出す。
栗を見ると、昔の家を思い出す。
みかんを見ると、こたつを思い出す。
そんなこともあるでしょう。
旬の食材を食べながら、「これ、昔よく食べたよね」と話してみる。
食べ物は、お腹を満たすだけではありません。
昔のことを思い出したり、誰かとの会話を始めたりするきっかけにもなります。
「今年初めて食べた日」を覚えておく
写真を撮る必要はありません🤣
今回は、そこはやりません(笑)。
ただ、「今年初めて食べたな」と少し意識してみる・・・
それだけで十分です。
「今年初めてのすいか」、「今年初めての新米」、「今年初めてのみかん」
毎年同じものを食べているのに、その年最初の一回だけはちょっと特別です。
そして翌年、「ああ、またこの季節が来た」と再会する。
食べ物にも、毎年会える楽しみがあります。
次の買い物で「季節を一つ」探してみませんか?
次にスーパーへ行ったとき。
必要なものをカゴへ入れたら、すぐレジへ向かわず、売り場を少しだけ見回してみてください。
「今の季節らしいもの、何かないかな?」
野菜でもいい、果物でもいい、魚でもいい、その地域ならではの食材でもいい。
何か一つ見つけたら、「食べてみたいかな」と考えてみる。
気になったら一つ買って帰る。
そして難しく料理しなくてもいいので、自分なりに食べてみる。
おいしかったら、「今年もこの季節が来たな」と楽しむ。
ちょっと違ったら、「これは来年はいいかな🤣」でも構いません。
季節を楽しむために、遠くへ旅行しなくてもいいんです。
近所のスーパーにも、春夏秋冬はやってきます。
次の買い物では、食材だけではなく、
「今日の季節」を一つ、カゴに入れて帰ってみませんか。
今日もちょっといい日になりそう。
