
「春になったな」、「少し秋らしくなってきたな」・・・
季節が変わると、そんな言葉を何気なく口にすることがあります。
でも、季節はカレンダーをめくった日に突然変わるわけではありません。
昨日まで固かったつぼみが、少しだけ開いていた。
夕方になると、聞こえてくる虫の声が変わっていた。
スーパーに並ぶ果物が変わっていた。
いつの間にか、日が暮れる時間が早くなっていた。
ふと気が付けば、季節は毎日の暮らしの中で、少しずつ次へ進んでいます。
だったら今日は、こちらから季節を探しに出かけてみませんか?
遠くの観光地へ行く必要なんてありません。
近所の道でも、公園でも、庭先でも、「季節」を感じることはできます・・・
さあ、いつもの景色の中にある「季節」を、見つけに行きましょう。
もくじ
季節は「見る」だけではありません
季節を探すというと、桜や紅葉などの景色を思い浮かべるかもしれません。
でも、季節を感じられるものは景色だけではありません。
外へ出た瞬間の空気であったり、風の匂い、鳥や虫の声、太陽の暖かさ、夕方の空の色、肌に触れる風など・・・
目だけでなく、耳や鼻、肌でも季節は見つけられます。
「今日は風が気持ちいいな」それだけでも立派な季節の発見です。
🌸 春は「昨日との違い」を探してみる
寒かった冬が終わりに近づくと、町のあちこちで少しずつ色が増えてきます。
桜だけが春ではありません・・・
道ばたの小さな花や庭先から伸びてきた新しい芽、明るくなってきた夕方の空、少し柔らかく感じるようになった風、厚い上着を着なくても平気になった朝・・・
春は、「昨日までと何か違う」を見つけやすい季節です。
たとえば、お気に入りの木を一本決めておくのも面白いですよ。
数日前には何もなかった枝に、小さなつぼみが付いた、しばらくすると花が咲き、そのあと若い葉が出てくる。
同じ木を見ているだけなのに、毎回少しずつ違います。
「今日はどうなっているかな?」、そう思うものが一つできると、外へ出る小さなキッカケになります。
🌿 夏は朝や夕方にも楽しみがあります
暑い夏は、無理をして昼間に出かける必要はありません。
暑さの厳しい日は涼しい室内で過ごし、外へ出るなら気温や体調を確認して、無理のない時間を選びましょう。
そのうえで、夏ならではの楽しみを探してみます。
朝の青い空、元気に伸びる植物、セミの声、夕方に少しずつ変わっていく空の色、店先に並ぶ冷たい食べ物・・・
「ああ、夏だなぁ」と思えるものは、案外たくさんあります。
夕方、少し涼しくなってから外へ出てみたら、昼間とはまったく違う町に見えることもあります。
時間を変えるだけでも、いつもの場所の表情は変わります。
🍂 秋は小さな色を見つけてみる
秋になると、有名な紅葉スポットへ行きたくなる人もいるでしょう。
それも素敵です。
でも近所にも、秋はちゃんとやってきます。
一本だけ黄色くなった木、道に落ちている色づいた葉、少し高く感じる空、夕方のひんやりした風、どこからか聞こえる虫の声など・・・
そしてスーパーへ行けば、栗や柿、さつまいもなども並び始めます。
季節を探す場所は、公園だけではありません。
スーパーの売り場だって、立派な季節の観察場所です🤣
「今日は秋らしいものを一つ買って帰ろう」そんなお出かけも楽しいものです。
❄️ 冬は「何もない」を楽しんでみる
花が少なくなり、木々の葉も落ちる冬。
一見すると、ほかの季節より寂しく感じるかもしれません。
でも冬だから見えるものがあります。
葉がなくなった木の枝、寒さの中で澄んだ青空を眺めてみる、吐く息の白さや長く伸びる影、夕方の家々の灯り・・・
そして、寒いところから暖かい場所へ入ったときの、「あぁ~、あったかい🤣」というホットする瞬間。
これも冬ならではの出来事ですね。
寒い日は無理して長時間歩かなくても大丈夫。
近所を少し歩いて、帰ってから温かい飲み物を飲む。
帰ってからのお楽しみまで含めて、冬のお出かけです。
同じ場所へ何度も行ってみる

季節を楽しむなら、毎回違う場所へ行く必要はありません。
むしろ同じ場所へ何度も行くと、変化がよく分かります。
近所の公園や神社の大きな木、川沿いの道、家の近くの花壇、いつもの散歩道・・・
その中で、一つ「自分の観察場所?」を決めておくのも面白いかもしれませんね。
春には花が咲き、夏には葉が茂り、秋には色づき、冬には枝だけになる。
そんな変化を、一年を通して同じ場所を見ているだけで、「今年もこの季節が来たな」と感じられる瞬間があります。
それは有名な観光地を見るのとはまた違う、自分だけの楽しみです。
「今年最初の○○」を見つけてみる
もう一つ、ちょっとした遊びをしてみませんか。
「今年最初」を探してみるのもどうでしょう?
今年最初に見つけた桜、今年最初に聞いたセミ、今年最初に見つけた赤い葉、今年最初に吐いた白い息・・・
見つけたらスマホで写真を一枚なんていうのもいいですね。
そして、ついでに日付も一緒に残しておくのもいいですね。
翌年になったら、「去年はこのころは、こんな感じだったんだ」と見比べられます。
何年か続いたら、ちょっとした自分だけの季節カレンダーになります。
季節のものを一つ持ち帰る
外で見つけるだけでなく、季節を家まで連れて帰るのも楽しいものです。
といっても、公園の花を勝手に摘んでくるという意味ではありません🤣
花屋さんで季節の花を一輪買う、スーパーで旬の果物を一つ選ぶ、和菓子屋さんで季節のお菓子を見つける。
落ち葉や木の実などは、持ち帰りが認められている場所なら一つ拾って飾るのもいいでしょう。
すると外で見つけた季節が、家の中まで続きます。
「今日は秋を一つ買って帰ろう」なんて考えながらスーパーへ行くのも、ちょっと面白そうです。
季節を楽しむために遠くへ行かなくてもいい
テレビやインターネットを見ると、「桜の名所」、「絶景の紅葉」、「おすすめ観光スポット」などがたくさん紹介されています。
もちろん、行ってみたい場所があれば出かけるのも素敵なことです。
でも、季節を楽しむために毎回遠くへ行く必要はありません。
名所には名所の楽しさがあります。
近所には、近所だから気づける変化があります。
昨日は咲いていなかった花が咲いたり、先週より葉の色が変わった。、いつの間にか虫の声が聞こえなくなった・・・
そうした小さな変化は、いつもそこにいる人だからこそ気づけます。
今日の季節を、一つだけ探しに行きませんか?
さて、今日はどんな季節が見つかるでしょう。
外へ出たら、一つだけ季節を探してみる、というのはどうでしょう。
花や空もいいですね、肌で感じた風、耳で感じた音、食べ物でもいいですね・・・
見つけられなければ、今日はそれでいいですよ。
玄関を出たとき、「昨日より少し涼しいな」と思っただけでも十分です。
季節は、有名な観光地だけにあるものではありません。
いつもの道や近所の公園にも、スーパーにも、そして自分の家のすぐそばにもあります。
今日は何が見つかるかな。
そんなことを考えながら外へ出たら、いつもの景色が少し違って見えるかもしれません。
今日もちょっといい日になりそう。
