
仕事に追われて、好きなことに没頭できなかったなぁ~、そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
定年後は、その封印していた趣味にもう一度手を伸ばすチャンスです。
今回は、「趣味に没頭すること」の魅力と、始め方のヒントを、気軽なトーンでお伝えします。
もくじ
時間を手に入れた今こそ、趣味に向き合うとき
仕事、家庭、責任…忙しく生きてきた時間の中で、なかなか自分の好きなことに割けなかった時間。
でも、定年を迎えて自由な時間を手にした今こそ、ゆっくり趣味と向き合えるときです。
若いころから「いつかやってみたいな」と思っていたこと、忙しくて諦めてきたこと、今ならじっくり向き合える。
趣味に没頭することで、新しい自分に出会えたり、同じ興味を持つ人との出会いが生まれたり、日々に彩りが加わったりします。
そんな豊かな時間を、自分にプレゼントしてみませんか?
“やりたいこと”を思い出すワーク
趣味を始めるには、まず「自分が心からやりたいこと」を再発見することが大切です。
でも、「何がやりたいんだろう?」と迷うこともありますよね。
紙とペンを持ってリストを書き出してみる
頭の中だけで考えるとあいまいになりがち。思い切って紙に書いてみましょう。
たとえば、子どもの頃好きだったこと、若い頃夢中になっていたこと、「いつかやりたい」と思っていたけれどできなかったこと。
書き出してみると、「これ、結構好きだったな」「忘れていたけれどやっぱり気になる」と気づくことが出てきます。
心に響くものを選ぶ
たくさん出てきた候補のなかから、直感的に「やってみたい」と思うものを選びましょう。
まずは「今すぐ始められそうなもの」「試してみたいもの」を一つ二つ選んで行動に移してみるといいですね。
小さな好奇心から始めてみよう

趣味に飛び込むのはワクワクすると同時に少し勇気もいるものです。
いきなり本格的に始めるのではなく、軽い好奇心から始めると安心です。
体験教室やワークショップに参加する
絵画、料理、陶芸、音楽、手芸、ガーデニングなど、地域には体験型の教室がたくさんあります。
自分には向かないとか出来ないとか言う前に、少しでも興味を持ったらやってみよう、そんなきっかけ作りが体験の教室になります。
まずは1回参加してみて、「楽しい」「続けてみたい」と思えたら、本格的に始めてみるのもいいのではないでしょうか?
市民講座やイベントをチェック
公共施設や文化センターに行ってみて、チラシを探してみましょう。
また、広報誌には趣味関連のイベント情報が掲載されていますので、毎号チェックしてみましょう
無料や低料金で参加できるものも多く、初めての一歩にぴったりな情報が見つかるかもしれません。
動画や本で気軽に触れてみる
本を読んだり動画を見たりして、雰囲気を味わってみるのもおすすめです。
なんとなくイメージを持てることによって、最初のハードルが下がります。
イメージが持てると、そこから夢が広がっていきます。
趣味仲間との出会いを楽しむ

趣味を続けていると、自然と仲間とのつながりも生まれます。
同じ趣味を持った仲間が増えると、同じ話題で盛り上がったりして、新しいつながりができていきます。
そして、自分の趣味への想いも深くなっていきます。
サークルやクラブを探してみる
インターネット検索や地元のコミュニティセンター、図書館などで情報を探すと、趣味サークルやクラブの案内が見つかります。
仲間と一緒に楽しむことで、励まし合えたり、新しい情報を共有できたりと、活動の幅がどんどんと広がっていきます。
仲間と一緒に取り組む楽しみ
同じ趣味を持つ人との会話は、盛り上がりと同時に刺激ももらえます。
「この道具が便利」「こんなやり方があるよ」といった情報交換で、より深く趣味を楽しむことができます。
仲間同士のコミュニケーションによって、お互いのきずなも深められます。
無理せず続けるコツ
趣味は、自分が楽しんで夢中になれるものです。
無理をしてまで続けていくのは本末転倒になってしまいます。
趣味として没頭出来て、とことんのめり込んでいくことは、とてもいいことだと思います。
気分に合わせて変えてみる
途中で気持ちが変わったり、新しい興味が出てきたりするのも自然なことです。
色々な趣味を持つことは素敵なことです。
一つの趣味に決めなくても、柔軟に方向性を変えていくのも、趣味を長く続ける秘訣です。
今日はこれをやる気分なだな~、という感じでその日の気分によってやることを変えれば、飽きることもないです。
休むことも大切
今日はやる気が出ない、と思ったら無理せず休みましょう。
趣味は生活に潤いを与えるもので、義務的にやるものではありません。
仕事みたいにならないようにすることが大事です。
趣味に没頭することで得られるもの

趣味に熱中することによって、想像以上の効果が得られます。
自己表現の場になり、自分らしさを形にできる喜びが得られます。
集中する時間は心の余白をつくり、無心になれることで心の癒しにもなります。
また、学びや成長を感じられることも多く、人との出会いにも恵まれます。
“始めない理由”を手放してみる
才能がない、年齢的に遅い、時間がかかるかも、そんな不安は誰にでもあります。
でも趣味は楽しむためのもので、完璧を目指す必要は全くありません。
商品として売るものを作るのではないので、自己満足の世界で十分なんです。
小さな一歩を踏み出すことで、思いがけない喜びや新しい世界が待っています。
人生に“好き”をもう一度
定年後は、自分の時間をどう使うかが大きなテーマになります。
趣味に没頭することは、その時間を豊かに彩る方法のひとつです。
いつかやってみたかったこと、にもう一度手を伸ばしてみませんか?
体験教室に参加する、動画を見て真似してみる、仲間探しを始める。
どれも小さな一歩ですが、大きな変化につながります。
趣味に浸る時間は、人生の新しい扉を開く鍵になるかもしれません。
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