もくじ
はじめに:新しい趣味を探しているあなたへ

年齢を重ねると、「これからどんな趣味を楽しもうかな?」と考える時間が増えてきます。
若い頃のように体力任せでできることは少しずつ減っていきますが、だからこそ無理なく続けられて、毎日がちょっと楽しくなる趣味を見つけたいですよね。
そんなシニア世代にぴったりの趣味が ウォーキング です。
「歩くことなんて、当たり前でしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、ただ歩くだけではなく、「趣味としてのウォーキング」を始めると、驚くほど多くの喜びが待っています。
景色の移ろい、季節の発見、体の軽やかさ、心のリフレッシュ……。
この記事では、シニアから始めるウォーキングの魅力や続け方、そして楽しみ方をたっぷりご紹介します。
読み終わるころには、きっと「明日から歩いてみよう!」とワクワクしているはずです。
シニア世代にウォーキングがおすすめな理由
健康寿命を延ばす「最強の運動」
シニア世代になると、どうしても気になってくるのが健康面です。
病院に通う回数が増えると、生活の自由度も減ってしまいますよね。
ウォーキングは 「健康寿命を延ばす最強の運動」 とも言われています。
こんな効果も期待できます。
血圧や血糖値を安定させたり、心肺機能を維持できたり、筋力やバランス感覚を維持することが期待されます。
さらに、認知症の予防に役立つとも言われています。
これらはすべて、特別な道具も高額な費用も不要で、毎日「歩くこと」で実現できるのです。
今日からでもすぐに始められるのが最大の魅力です。
精神面への効果も大きい
ウォーキングは、体だけでなく心にも良い影響を与えます。
歩いていると自然に呼吸が深くなり、脳に酸素が行き渡ります。
その結果、気分が前向きになり、ストレスが減るという効果が研究でも示されています。
特にシニア世代は、子育てや仕事の第一線を終えたあと、「ちょっと寂しい」「人と会う機会が減った」と感じることもあるでしょう。
そんなときこそ、外に出て歩くことが心の栄養になるのです。
趣味としての広がりが無限大
ただ「健康のために歩く」だけだと、義務のように感じて続きにくいですよね。
でも趣味として楽しむと、ウォーキングは一気に世界が広がります。
例えば
季節の花を探しながら歩いてみる。
歴史ある道をその時代を想像しながら歩いてみる。
街のカフェを巡ってみる。
仲間と一緒にウォーキングイベントに参加する。
こうした「目的」を持つだけで、歩くことがぐんと楽しくなります。
ウォーキングを始める準備

シューズ選びが第一歩
「歩くだけだから、どんな靴でもいい」と思っていませんか?
実は、ウォーキングを楽しむ上でシューズはとても大切です。
おすすめは ウォーキング専用シューズです。
軽くてクッション性があり、膝や足をしっかり守ってくれます。
試し履きをして、自分の足に合うものを選びましょう。
中敷きで調整して、靴の中で足がフィットした感じが良い選択です。
ウェアは「快適さ重視」
ウォーキングは季節を問わずできますが、気温や湿度に応じて服装を工夫することがポイントです。
春~夏
吸汗速乾素材のインナーの着用がおすすめです。
Tシャツや帽子など涼しい恰好がいいのですが、日焼けが気になる方は長袖のインナーがおすすめです。
秋~冬
冬用の吸汗速乾性のインナーを着用しましょう。
アウターは重ね着で体温調整できるスタイルがお勧めです。
アウターは、明るい色を選ぶ方が、モチベーションも上がり気分も若返ります。
形から入ることも大事なモチベーション。
お気に入りのウェアを揃えると、自然と歩きたくなります。

記録を楽しむツール
スマホアプリや万歩計や地図を使うと、ウォーキングがさらに楽しくなります。
万歩計を持っていると歩いた歩数が目で確認できます。
さらに、地図を見ながら歩くと、どれくらい歩いたかもわかります。
また、歩いた道を塗りつぶしていくと、歩いた場所が見えるので達成感が増すこと間違えありません。
このように、見える化することによって、実感と達成感が次の行動に繋がっていきます。
シニア世代におすすめの歩き方
無理せず、ゆっくりスタート
最初から「毎日1万歩!」などと意気込む必要はありません。
むしろ無理をしてはだめです。
最初は10分程度でも良いです。
ウォーキングは、そのときの自分のペースに合わせて歩くことができるので、歩く楽しみを増やしていきましょう。
長く続けられることが一番大切です。
正しい姿勢で歩く
姿勢を意識することで効果が倍増します。
背筋を伸ばして歩き、視線はやや遠くに向けます。
腕は自然に振って、かかとから着地ことを意識しましょう。
たったこれだけで、体への負担が減り、効率的に筋肉を使えます。
また、背筋を伸ばして視線を遠くに向けることで、周りの景色もしっかりと目に入ってきます。
休憩も楽しみの一つに
シニア世代のウォーキングは「頑張りすぎない」が鉄則です。
チョットだけ疲れたら休憩場所を探しましょう。
ベンチでひと休みして、景色を眺める時間も素敵なひとときです。
お気に入りの飲み物や食べ物でもあれば、最高のときを過ごせます。
軽量で小さくなる椅子を持ち歩くと、どこでも椅子が使えるので便利です。
ウォーキングを趣味に変える工夫

「目的」をつくる
ウォーキングに「小さな目的」を設定すると、楽しさが倍増します。
ウォーキングだけを目的にするのではなく、ほかの目的を作ってウォーキングをしてみる。
桜並木を見に行こうとか、商店街で新しいお店を探してみようかな、今日は公園のベンチで読書をしようなど、
毎回テーマを変えるだけで、同じ道でも新鮮に感じられます。
写真を撮って記録する
ウォーキングのときに
スマホで花や風景を撮影してみるのも、周りの景色をより感じられます。
集まった写真でアルバムを作ってみましょう。
季節ごとの変化を感じられ、後から見返すのも楽しいものです。
仲間と歩く
一人で歩くのもいいですが、仲間と歩くのも楽しさが増えます。
おしゃべりも加わり、「あの景色奇麗だね」「こんなところに花が咲いているね」など
いつもの風景を共有することができ、また違ったウォーキングになります。
地域のウォーキングサークルやイベントに参加してみるのもおすすめです。
季節ごとのウォーキングの楽しみ方
ウォーキングをしていると、四季の移り変わりを実感することができます。
春は、花とともに歩く
まだ寒い春の初め頃には
花も葉も付いていない木々をよく観察してみると、枝の先端に新芽が出てきているのを見かけます。
このような自然の息吹を発見することで、春の訪れを感じることができます。
春も本番になれば、チューリップや菜の花もきれいに咲いてきます。
桜も咲き誇り花見のシーズンもやってきます。
奇麗なお花を見ながらのウォーキングは、とてもウキウキした気分になります。
夏は、涼を求めて早朝ウォーキング
早朝や夕方の涼しい時間に歩けば、汗も気持ちよく流せます。
川沿いや木陰の道がおすすめです。
秋は、紅葉と実りの祭りを見に行く
紅葉を見ながら、落ち葉を踏みしめる音を楽しんだり。
秋祭りをのぞきに行ってみたり。
冬は、澄んだ空気を味わう
冬は空気が澄んで景色が一段ときれいな季節です。
防寒対策をして、冬ならではの景色を楽しみましょう。
ウォーキングがもたらす「人生の変化」
趣味としてウォーキングを始めると、いつのまにか日常が輝き出します。
体が軽くなり、健康診断の数値が改善したりします。
また、気分が前向きになり、人と会いたくなってきます。
季節や自然に敏感になり、毎日が新鮮に感じられます。
シニア世代にとって、これは人生をもう一度彩る大きな力になります。
まとめ:最初の一歩を踏み出そう
ウォーキングは、シニア世代にとってただの運動ではありません。
健康を守り心を豊かにすることができて、仲間や地域とつながるきっかけになります。
毎日をワクワクさせる、そんな「魔法の習慣」なのです。
まずは今日、10分でも歩いてみませんか?
最初の一歩が、あなたのこれからの人生をもっと楽しく、もっと自由に変えてくれるはずです。
シニアから始めるガーデニング|心と暮らしを彩る生活